当オークションをご覧下さり誠に有難う御座います。
この鉋「眞如」は、父が石堂さんに依頼して作って頂いた銘で、先代の石堂秀雄氏時代の鉋になります。
寸法は寸八。その他鋼の種類等の詳細情報は不明となっております。
父曰く。当時、店に来られた職人さんに、
「銘に女を入れるとは何事ぞ!」なんていう事を言われたそうなのですが(笑)、
「女盛」という銘の鉋も御座いますし、何と言いましょうか、昔の職人さんらしいエピソードですね。
画像1,2,3:全体的に目立った錆などは御座いません。
画像4:裏金にはよく見る「秀五郎」の銘が打刻されております。
画像5:表には、大変見難く不完全な形では御座いますが、石堂さんの刻印が打たれております。
画像6,7:台は少々キツめになっております為、軽く差し込んでいるだけの状態で撮影しております。
画像8,9,10:台は白樫で包み口となっており、台尻には「高久」の刻印あり。「佐野屋」は今は無き当店の店名で御座います。
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◆商品につきまして
・鉋台につきまして、長い年月の経過により台は少々キツめになっておりますが、
捻れ、反り等の大きな目立つ歪みは見受けられません。
・未使用の鉋では御座いますが、長い年月保管していた物故、新品の様な綺麗な状態では御座いませんので、
申し訳御座いませんが、神経質な方の御入札はお控え頂きます様お願い致します。
◆その他
・商品は画像にある物が全てとなっており、桐箱等は付属致しません。
・申し訳御座いませんが、ノークレーム、ノーリターンとさせて頂く事をご了承願います。
・その他、何か気になる事や必要な画像等御座いましたらば、メッセージでお問い合わせ下さい。
出来うる限り対応させて頂きます。
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当方、父が50年間経営してきた金物店の再興を目指しておりましたが、
先日、店舗周辺一帯の地上げにより閉店を余儀なくされました。
不動産屋は、店の商品である大工道具や資材など全てまとめて買い取りするつもりだった様ですが、
幸い両親から、その答えを決定する前に私の方へ連絡があり、大工道具は引き取らせて貰う事に。
今回オークションに出品させて頂きましたのは、この道具達を以って、
また店舗として運営するための資金調達のためで御座います。
日に日に金物屋や刃物屋が閉店し減少し続けている昨今。
時代に逆らうような目標では御座いますが、
日本の伝統や技術の存続に、少しでも力添え出来る店を目指しております。
これからしばらくの間、度々出品する事となりますが、
もし商品がお気に入りになり、入札して頂けたらば幸いです。
長々と長文になってしまいましたが、ここまでお読み頂き有難う御座います。
今後とも何卒宜しくお願い致します。